錦織 圭、史上初のメンフィス大会3連覇! 「ここに引越ししてきたほうがいいかも(笑)」(錦織)

錦織 圭、史上初のメンフィス大会3連覇! 「ここに引越ししてきたほうがいいかも(笑)」(錦織)

錦織 圭、史上初のメンフィス大会3連覇! 「ここに引越ししてきたほうがいいかも(笑)」(錦織)

錦織圭第1シードとしてこの2年、連覇しているメンフィスに臨んだ錦織 圭(ランキング5位)。第2シードが15位のアンダーソン、第3シードが18位のイズナーとランキング的には頭一つ抜けた存在だったが、錦織が「球足が速め」というインドア・ハードのビッグサーバー有利の環境では、歯車が一つ違えばそれが致命傷になりかねない怖さがある。

実際、決勝のアンダーソン戦を「今大会中、いちばんの出来だった。しっかり深いボールを返すなど、ベースラインから堅実ないいプレーができた」と振り返った錦織だったが、それは、裏返せば≪決勝までは満足できるプレーではなかった≫ということでもあった。1回戦はシードのためBYEがついたものの、2回戦の対ハリソン、準々決勝の対クライチェック(かつてのIMGアカデミーでのルームメイト)、準決勝の対クエリーとすべて第1セットを先取されてからの逆転勝ち。いずれも相手のビッグサーブに苦しめられての接戦だったのだが、錦織が得意とするラリー戦でも『らしくない』イージーミスが多かったのも苦戦した理由だ。錦織圭また、クエリー戦では左足の小指の治療を受ける場面もあり心配されたが、それでも集中力を上げたときのリターンの鋭さ&ラリーの展開力はさすが錦織で、最終的には『試合をまとめるうまさ』を見せての勝利。

そして決勝では、「アドレナリンが出た」(錦織)こともあり、リターンエースをダウン・ザ・ラインに決めたり、相手に攻め込まれても深いショットを返して耐えるなど錦織らしさが前面に出た展開となり、今大会始めてのストレート勝ちで優勝。1975年に始まったメンフィスで3連覇した初のプレーヤーとなった(2連覇はハース、マーティン、コナーズ[2回]の3人)。

錦織は過去2年、このメンフィスではブルース発祥の地としての象徴であるギターをあしらったトロフィーを受け取ってきたのだが、今回受け取ったのは、なんとカスタムメイドのギブソン・メンフィスES-335という本物のギター。それを手にとって「ギターを弾いたことはないけれど、これからトライしてみたい」と錦織。また「ここに引っ越してきたいぐらいホームに感じている。まだまだ連勝していきたい」と、今シーズンのさらなる活躍が期待できる頼もしいコメントで会場をあとにした。