錦織 圭がSTeam 95を使いUSオープンで準優勝し、凱旋帰国となった楽天オープンでは2年ぶりの優勝を果たし、コスメが決定したPRO STAFF 97 RF AUTOGRAPHの使用を開始したフェデラーは上海マスターズ準決勝でジョコビッチ、決勝ではシモンを破って優勝し、ウイルソン・ラケット愛用選手の活躍が目立ち始めた2014年終盤。残り少ないシーズンを錦織とフェデラーがどのように終えるのかが興味深いところだが、そうしたプロ仕様のラケットだけでなく、女性やシニアなど力のない一般プレーヤーをサポートする機能を充実させるモデルでも市場から大きな支持をえているのがウイルソンのラケットだ。
特に、いわゆる『簡単ラケット』と言われるフェイス面積が大きく、ウエイトも軽いモデルは各社からリリースされているが、その中でもウイルソンは『打球感』にこだわり『コンフォート&パワー』というコンセプトで開発を行っている。こうしたラケットを好むプレーヤーは≪比較的小さい、ゆっくりとしたスイングでプレーするタイプ≫なのだが、単に"飛ぶ"というだけでなく打球感にこだわったウイルソンの独自路線が一般プレーヤーのニーズにぴったりマッチし、1(ONE)、2(TWO)、3(THREE)、5(FIVE)というナンバリングを与えられた各モデルは市場から大好評。「ずっと歴代のONEを使っている」「FIVEの打球感から離れられない」といったユーザーが多いのも事実だ。
そうした流れを受けて、11月6日(木)から新発売されるのがTHREE 117とFIVE.TWO 105の後継機、『THREE 113』と『FIVE.LITE 103』だ。両モデルともこれまで同様、衝撃吸収力に優れた『トライアド』(ラケットのスロート部分を切り離し衝撃吸収材で結合した機能)搭載だが、新製品がこだわったのは≪操作性を向上≫させたこと。THREEはフェイス面が従来の117平方インチから113平方インチになり、さらにウエイトも279gから258gに。FIVEはフェイス面が従来の105平方インチから103平方インチになり、ウエイトは269gから249gに。両モデルともに≪コンパクト化、軽量化≫が行われているが、フェイス面とウエイトの両方のバランスをうまくとることで、≪全体的な操作性の良さ≫が出る味付けとしたのだ。
さらに『THREE 113』には、打球時のストリングの可動域が76度(通常は22度)とウイルソンのグロメットでは最も広いA.G.Tテクノロジーを搭載。簡単にパワーのあるボールが打てるため、ラケットにパワーアシストを求めているプレーヤーにオススメだ。そして『FIVE.LITE 103』は、≪自分のスイングでボールを飛ばしたいけれど、軽いモデルが欲しい≫といった女性やジュニア、ラケットにパワーを求める男性に使ってほしい。
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