5月16日時点の錦織 圭のランキングは6位。しかし、今季だけの成績を表すATPレースランキングでは3位のナダルと僅差の4位につけている好調さを維持している。
その理由の一つとなっているのがルキシロンのニューモデル「4G SOFT」と「ナチュラル」のハイブリッドだ。
昨年までの錦織はメインに「4G」、クロスに「ナチュラル」というハイブリッドだったのだが、今年1月のブリスベン以降は、メインに「ナチュラル」、クロスに「4Gソフト」という組み合わせでプレーを開始した。
実は昨年末の時点から様々なパターンやストリングをテストしていたのだが、従来の組み合わせだと、気候やその時の調子などで、テンションの調整が難しく、一時は59ポンド近くまでテンションを上げることもあったようだが「4G SOFT」を使用開始してからは50〜52ポンド前後で安定しているという。
テンションが高くなればボールは飛びが押さえられるようになるが、腕にたまる疲労も増え、短期的に見ればボールのパワーが減少、中長期的に見ると蓄積疲労による故障の不安なども出てくるもの。選手は誰でも試合でボールにパワーを求め、ケガをせずに1年を過ごしたいと思うものの、実際その両立は難しいことだが、「4G SOFT」はその課題の両方を解決しているのだ。
また、メインとクロスを入れ替えたのも大きい。メインのストリングは飛びやスピンに影響があり、クロスは打感やコントロール性に影響すると言われるが、クロスに「4G SOFT」を入れたというのは、打感を損なわず、正確なボールをナチュラルの持つパワーを生かしてプレーできるという意味になる。つまり、全体的に一層パワフルなラケットでプレーできるようになったと言えるわけだ。
ロジャー・フェデラーでさえラケットにパワーを求める。選手というのはそういうものだ。彼らはパワーのあるラケットが「飛び過ぎてダメ」とは言わないもの。飛び過ぎるぐらいのパワーがあるなら、それを制御できればより戦力になると考えるのが選手の考え方で、錦織が求めたのもまた同じ方向性だったということなのだろう。
錦織の活躍の影に「4G SOFT」あり。今季の後半も期待できそうだ。
4G SOFTの詳しい性能は>>>
https://wwm.tennisclassic.jp/archive/products/strg_luxilon/1511.html
4G SOFTのテスターコメントは>>>
https://wwm.tennisclassic.jp/archive/products/strg_luxilon/1601.html
LUXILON 4G SOFT
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- 4G SOFT
WRZ997111 / WRZ990143(リール)
- 価格: 3,200円(税抜き) / オープン(リール)
- ゲージ: 1.25mm
- 長さ: 12.2m / 200m(リール)
- カラー: ゴールド
- 素材:ポリ・エーテル・エーテル
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NATURAL 16/17
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- NATURAL
- NATURAL16: WRZ949800 / NATURAL17: WRZ949900
- 価格: 9,000円(税抜き)
- ゲージ:NATURAL16 / 1.30mm、NATURAL17 / 1.25mm
- 長さ: 12.2m
- カラー: ナチュラル
- 素材: ナチュラル
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