「すべての人に、より良いプレーをしてほしい」、それがウイルソンの願いだ。そのために、長年、最良のラケットを創り出し、それに合うストリングを創り出し、最良のグリップテープまでも開発してきた。さらにプレーヤーのためになるものは何か――辿りついたのがサロモンとの共同開発によるフットウエアだった。
まず、ストップ&ダッシュが多いテニスにとって重要なのは前足部の安定性(当時、前足部を重要視するモデルが皆無だったことを付け加えておきたい)。その前足部のサポートに特化したモデルとして、2013年にRUSH PROを生み出した。そこから約4年、ウイルソンとサロモンのコラボレーションは、着実に歩みを進め、現在、スタビリティー<安定感>モデルで2機種、モビリティー<機動性>モデルで3機種が発表され、あらゆるプレーヤーに受け入れられる状況となっている。
そして2017年7月、RUSH PRO 2.5、KAOS、RUSH PRO SL2.0の3モデルに、待望のニューカラーがリリースされる。
スタビリティーモデルのRUSH PRO 2.5は、大人気モデルRUSH PRO 2.0をアップグレードさせたモデルである。ストップ&ダッシュを繰り返すテニス、そのストップの際に、絶妙の安定感を発揮するのが最大の長所である。4枚のレイヤーで形成されたアッパー≪センシフィール・テクノロジー≫により、足回りの感覚を研ぎ澄まし、耐久性あるインソールの≪3Dハイ・デンシティ・オーソライト・ソックライナー≫が、パワー伝達性を高めている。プレー中に"絶対的安定感"を求めるなら、このモデルをチョイスすべきだろう。
そして、モビリティー・モデルのKAOSといえば、アッパーに張り巡らせたパーツ、≪スキン・ガード≫が注目の機能である。コンセプトでもある"第2の皮膚"、素足感覚を導き出すために、このパーツによって足全体を加圧サポート(部位ごとに加圧を変更)し、足のアーチ形成と復元を助けている。加えて、高い通気性、軽量性という長所も。ヒールドロップ(前後の高低差)9mmも相まって機動性を高めている。
モビリティー・モデルのもう一足RUSH PRO SL2.0も、"機動性"が特徴の一足だ。しかし、加えて快適性をとことん追求していることも忘れてはならない。テニスでは、ダッシュばかりでなく、ゆっくりとした動きでプレーするシーンもある。ゆっくりした動きの際、重要な後足部をサポートするための≪3D-R.S.≫テクノロジーが搭載されているのだ。足とシューズの一体感を高める≪エンドフィット≫、かかとに本来の衝撃吸収性を発揮させる≪スリム・ヒール≫などテクノロジーももりだくさん。足を入れれば、その快適性に驚くことだろう。
いずれのモデルも、ウイルソンの象徴である前足部のサポート・テクノロジーを搭載している。安定感抜群のRUSH PRO 2.5、機動性と軽量さのKAOS、そしてあらゆる場面で機動性をサポートするRUSH PRO SL2.0。この夏、3モデルのニューカラーがコートを席巻しそうだ。