一言に「ラケットバッグ」といっても、最近は色々な種類がある中から選べるようになっている。プロ選手が使う「ツアー・ライン」は、バッグ内面に防水素材を使用した「モイスチャー・ガード」やバッグ内部の温度上昇を防ぐ「サーモ・ガード」といった高機能を有しており、デザインも華やかで、本格的に競技プレーに取り組むプレーヤーを満足してもらえるものとなっている。しかし、「ハイスペックでギラギラしすぎない、もう少しカジュアルでシンプルなデザインなら持ちやすい」
というリクエストに応えるかたちで、今年、発表したのが「チーム・ライン」。本社がアメリカにあるウイルソンらしく、アメリカのカレッジバックをイメージして「Wilson」のロゴを配置。80'S-90'Sに大流行したデザインを現代に呼び覚まし、よりPOPでカラフルに、形はラウンド型にサイズをUPして再登場。実は、今回のチーム・ラインは当時のデザイナーが作成したもの。2014年に100周年を迎えるウイルソンが、日本の学生のために、想いを込めて作ったラケットバックなのだ。
用意されたカラーは、レッド、ブラック、ホワイト、ネイビー、ピンク、オレンジの6色。レッドはウイルソン・カラーで、ブラックやホワイトというのは定番。ピンクは女性向けに用意されたものだが、新色としてラインナップに加えたオレンジは評判がいい。仲間で違う色を持って歩いていると、アメリカの大学生のような雰囲気になるのも楽しいはずだ。
さらに、ネームホルダーを付けているのが嬉しい。プロ選手が大会期間中、自分のIDカードをラケットバッグにつけているのをイメージしたもの。女子学生はくまるぬいぐるみなどをつけて持ち歩いていることが多いが、こうしたミニホルダーがあるだけでおしゃれ感がグッとアップする。
そして、このチーム・ラインの大きな特徴が、自分の好きな文字を刺繍で入れることが出来ること(別途800円が必要)。お店で購入時に注文すると、一旦メーカーにラケットバッグが送られ、希望の文字が入って再びショップへと送られてくるのだ。文字は英語でも日本語(漢字も)でもOKで、色も選ぶことができる。仲間と共にサークルの名前を入れたり、自分の名前や自分の好きな言葉を入れると、オリジナル感を演出できるので、ラケットバッグを持つのが楽しくなるはずだ。