テニス界で最もスタイリッシュな男性プレイヤーは誰だろうか。アンケートをせずともNo.1は予想できる。間違いなく「ロジャー・フェデラー」だ。〝誰よりもタキシードが似合うテニス選手〟といった形容もされるが、実際に、2016年には、ファッション誌『GQ』による「Most Stylish Man of 2016」にも選出されている。アスリートだけではなく、有名人すべての中での選出なのだから、フェデラーのセンスたるや恐るべしだ。
人一倍、着る物にもこだわるフェデラーだからこそ、コート上での見え方だって気にする。ウエアやラケット、さらに、プレー・・・そうやって羅列していくと、見逃しがちな「ラケットバッグ」に対するこだわりも、フェデラーはチャンピオンだ。“ベンチに置くラケットバッグの見え方までもこだわっている”というのだからビックリだ。
ブラック&ホワイトの新PRO STAFFが完成した今年、同時に新たにフェデラーのこだわりが凝縮されたラケットバッグ『FEDERER DNA 12 PACK INFRARED』が完成した。
ラケット同様、こちらにも「アンコンタミネーテッド・デザイン」が踏襲されている。スポーツカーのようなフォルムにウイルソンのロゴと自身のオートグラフと最低減の要素だけ。汚染されていない部分はもう一つ、「アンコンタミネーテッド・ハンドル」である。通常と同じ持ち手に見えるが、手を離すと持ち手が下がって横からフォルムを邪魔しないようになるのだ。それでは反対側にあるリュックの取っ手はどうなるのか? こちらは自ら美しくスタイリッシュに置くと言っているのだという。ただし、代わりの条件として軽量化を求められ、ジッパーなど、あらゆる部分で軽量化を図った。
2コンポーネントで12本入り(6本×2スペース)は前回同様だが、そのどちらのラケット収納スペースにも「サーモガード・テクノロジー」が搭載。ストリングを守る技術が採用されている。
そして最新作最大の見どころが、両サイドの「3D SIDE CLAMSHELL PANEL」である。CLAMSHELLとは2枚貝のこと。実はこのバッグ、ジッパーを開くことで、180°パネルが開き、物を出し入れしやすいようにできているのだ。ただし、開きすぎるというのも問題。そこでSAFETY BELTを付けることで、2段階の開き角度に調整できるようにしている(フェデラーは開きが小さい角度に設定するとのこと)。
ラケットバッグタイプはレッドとブラックの2種類、デザイン・インスピレーションを踏襲したバックパックも同様にレッド&ブラックが存在。世界で限定される同モデルは、日本では初回各500個が販売される(各国での奪い合いの末、ジャパンでこれだけの数を確保!)。
フェデラーが持つにふさわしいスタイリッシュなラケットバッグであるとお分りいただけたであろう。では、一般プレイヤーが持ったらどうなのか!? 案ずることはない。フェデラー監修のバッグである。アナタもGQに掲載されるくらいのスタイリッシュなプレイヤーになれるはず。
|
|