ラケットやストリングでテニス界をリードする性能を持った高機能ギアを発信し続けているウイルソン。テニス用品に対するこだわりを持っているからこそ、ラケットバッグにも同様の愛情を注いだ設計が施されている。その心配りを一つずつ見ていくと、単にモノを運ぶためのバッグではなく、ラケットやストリング、ウエアのことを最大限に考えた機能を持たせた高性能ギアとして捉えることができる。
その一つが、『サーモ・ガード』機能。これはバッグ内側にシルバーの特殊素材を張り、バッグ内の温度上昇を抑える働きをするもの。フェデラーは、ボールチェンジに合わせてラケットも新しいストリングを張ったものに交換するが、それだけテンションに気を遣っているということ。ストリングのテンションは、そうしてボールを打つことによっても緩むのだが、ストリングは熱にも弱いためボールを打たなくても暑いところに放置しておけば時間とともにストリングも緩んでいく。特にテニスは世界各地の夏を追いかけてツアーを転戦するため、基本的にコートは暑い。そこに放置していると、試合中にもストリングはどんどん緩んでしまう。テンションを気にするプレーヤーにとっては、サーモ・ガード機能は必需品と言っていいだろう。
また、『モイスチャー・ガード』機能もウイルソンの特徴だ。バッグ内面に防水素材を使うことで、水分を含んだウエアを入れてもバッグ内を清潔に保つことができる。さらに、ラケットバッグにはシューズバッグがついている。その点でもバッグ内の汚れを防ぐことができるのはうれしい心配りだ。
そのウイルソンの高機能ラケットバッグ、6月10日にフェデラーがウィンブルドン限定で使用するモデルが世界で限定6,000個が発売される予定だ。フェデラーはグランドスラム初優勝をウィンブルドンで飾っており、特にウィンブルドンへの思い入れは強い。そのフェデラーに敬意を表し、ウイルソンがウィンブルドンでのフェデラーのためだけに特別に製作したのがこのラケットバッグ。これまでもウイルソンは、この時期にフェデラーのウィンブルドン限定ラケットバッグをリリースしてきていて大人気商品となっている。今年のモデルも洗練されたデザインで、コートで持っていれば特別感を味わえるはずだ。
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