ラケットとストリングは熱に弱い。そこでウイルソンが生み出したのが、熱からギアを守るためのサーモガードで、今や多くのラケットバッグがこの機能を備えているようになった。だが、ストリングは湿度にも弱い。トッププロたちからの強い要望で生まれたのが湿気にも対抗できる「サーモガード2.0」を装備したラケットバッグだ。錦織圭が愛用するツアーV15PKのRedバージョンが1000個限定でこの3月に発売になる!
ラケットバッグは、単にラケットやその他のギアを持ち運ぶためのバッグでもあるのと同時に、プレーヤーのパフォーマンスをサポートするためのギアでもある、というのがウイルソンのラケットバッグの考え方。そこで生まれたのが外部の熱から内部を守る「サーモガード」であり、さらに湿度のコントロールを可能とした「サーモガード2.0」だ。
ストリングは湿度に弱い。中でもナチュラルは特に湿度に弱く、*水分を含むと30%以上断裂しやすくなり、ナイロン系のストリングでも15%近く強度が下がってしまう。また、当然、テンションに与える影響も大きい。 ※ウイルソン調べ
トッププロのレベルになると、わずか0.5ポンドのテンションの差でもプレーのパフォーマンスに影響が出るため、試合中にストリングの張り替えを出すというのは珍しいことではない。
ラケットを守り、ストリングを守る。これは選手がコートで最大限のパフォーマンスを発揮するためには必要不可欠な要素。試合中でも張り替えを依頼できるトッププロたちですらここには譲りがたいこだわりがあり、そんな声に応えて作られたのが乾燥剤であるシリカゲルをケース内に封入したパーツを組み込んだ「サーモガード2.0」なのだ。
日本のほとんどの大会は湿度の高い春から夏。この機能は国内でプレーするすべてのジュニアや一般プレーヤーの大きな味方になるのは間違いない。 通常の乾燥剤は一度封を切って空気に晒すと、一定期間は湿気を吸い取ってくれるが、寿命が来たらお終いで、新品のものとの交換が必要になるが、「サーモガード2.0」に採用されたシリカゲルは、電子レンジで再生可能な素材が採用されていて、繰り返し使い続けることができるのがうれしい。
また、今回紹介する「ツアーV15PK」には「リップストップクロス」というアウトドア用品にも使用されている丈夫な素材が採用されており、耐久性も抜群。熱、湿度、衝撃などなど、考えられる様々な要素からラケットを守ってくれる「ギアを守るためのギア」として仕上げられている。
錦織 圭を始めとしたプロ選手が使用する「ウイルソン・レッド」のモデルは日本1000個限定だが、ブラックとブルーのモデルは限定なしでの一般発売となる。コートで際立つレッドが欲しいのであれば、今すぐ! レッド以外でもOKだというのであれば、店頭などでじっくりとバッグの質感などを確かめてみてほしい。ラケットバッグは「ただラケットを持ち運ぶためのもの」ではないということに気づけば、コートでのパフォーマンスも変わってくるはずだ。
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