錦織 圭がジュニア時代からこだわり抜いてきたのが「スイングスピードが出しやすくてパワーがある」ラケット。
それは、海外の大きな選手たちに負けない力強いボールを打つため。だから彼はスイングスピードが上がりやすい軽量さと、力負けしない「ハンマー・バランス」を兼ね備えた、「289gの重量+34.0cmのバランスポイントのラケット」を使って勝つためのテニスを磨いた。錦織 圭のテニスを育んだ「世界を目指すジュニアのためのスペック」を備えたモデルが、高剛性で軽量のハイ・パフォーマンス・カーボンを装備してBURN 95Jとして新登場する!
ウイルソンが米国特許を取得しているのが「ハンマー・テクノロジー」。これはただのトップヘビーバランスではない。ラケットをスイングしてボールをヒットする際に、飛びや打感、スイングウェイト、スイートスポットなどがプレーヤーの求める感覚にシンクロするように設計されたバランスで、だからこそ特許技術として認められ、他のブランドが使用できない独特のものでもある。
錦織 圭を創り出したのが、まさにこの「ハンマー・テクノロジー」のモデルだった。
「スイングスピードが上がりやすくて、力強いボールが打てます」
と錦織。
彼は13歳で渡米。世界を目指した錦織にまず必要だったのは、海外の大型選手たちのボールに打ち負けないこと。そして、自分から強いボールを打つことで展開を支配することだった。体格や絶対的なパワーではどうしても敵わない。
それでも彼らに勝ち抜いていくためには、持ち前のライジングや正確な打球感覚を研ぎすませて補うだけでなく、彼がラケットにもパワーを求めたのは自然なことだった。
過去の常識では、選手レベルでトップヘビーのバランスのラケットは「パワフルすぎる」と言われてきたし、今もそう信じている人々も少なくない。
だが、現実としてラケットにパワーを求めるのは何も錦織 圭だけではなく、ロジャー・フェデラーのような選手たちでも同じ。ラケットがよりボールを飛ばしてくれるようになれば、選手はその分を回転の操作やコース、戦術にリソースを割けるようになる。テニスは一発のショットで決まるわけではなく、何百回と繰り返されるスイングとショットの中で、最初から最後まで相手を上回るボールを打ち続けられるかどうかの競争だからだ。
平均的な身体条件の日本人ジュニアが、海外の選手たちと同じようなスペックのモデルを使っていたのでは差が縮まりはしない。錦織が世界と戦うために選んだスペックが「289gの重量+34.0cmのバランスポイント+95平方インチ+22mm厚のフレーム」 だった。
フレームの絶対重量が軽いので、最後まで自分のスイングを続けられる。慣性モーメントが高く、また軽量でも打球時に打ち負けないトップヘビーの「ハンマー・バランス」が高いスイングスピードと、面ブレのない力強いインパクトを確保して、強力にボールを打ち出せる。
錦織圭がジュニア時代に使っていたモデルは、セリーナ・ウイリアムズやジュスティーヌ・エナンといった女子のトップ選手たちが使っているモデルでもあったのだが、体格的に不利な錦織が世界を相手に勝ち抜いていくためには、彼にとってこれがベストの選択だったのだ。
「BURN 95J」は、本気で世界の舞台を夢見る日本のプレーヤーたちのためのモデルだ。「アウトだったり、ミスを恐れず打っていけるそんなラケットです。もっともっと力強いショットを打てるようになると思います。ぜひ使ってみてください」と錦織。錦織が長年に渡って実戦で証明してきた日本人プレーヤーのためのスペックが、ハイ・パフォーマンス・カーボンのパワーを得て、未来のスーパースターを育む。
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