広いスウィートエリアとパワーの100Team、スピードとパワーバランスの95J、重さをパワーに変える95。、重さをパワーに変える95。 ハンマーバランス+22mmフラットビームが実現する、日本人が世界で勝つためのモデル。

BURN vs BURN
フラットビーム・ラインとデュアルテーパー・ラインは、どうやって選ぶ?!
広いスウィートエリアとパワーの100、スピードとパワーバランスの95J、重さをパワーに変える95。 ハンマーバランス+22mmフラットビームが実現する、日本人が世界で勝つためのモデル。

錦織圭が愛用するBURN95のラインは95J、100チームの3機種で、これが「フラットビーム・ライン」、一方、シモナ・ハレプやエルネスツ・グルビスなどが使用するBURN100のラインが100、100S、100LS、100ULSの4機種で「デュアルテーパー・ライン」だ。それぞれフレームの形状の違いなのだが、その違いは何なのか? どうやって選べばいいのか? などは意外に難しい課題。今回はその違いと選び方について説明しよう。

広いスウィートエリアとパワーの100、スピードとパワーバランスの95J、重さをパワーに変える95。 ハンマーバランス+22mmフラットビームが実現する、日本人が世界で勝つためのモデル。
まずは「フラットビーム」と「デュアルテーパー」の違いについて説明しよう。
フラットビームとはフレーム厚が一定で、横から見た場合は真っすぐな棒状に見える形状のフレームのことだ。結果として打球時には自然なしなりが生まれ、手元にはある程度長めの打球感が残る。
FLAT BEAM / DUAL TAPER BEAM対するデュアルテーパーは、打球時にパワーロスを生む余計なしなりが出ないようにフレーム厚を調整したフレームだ。形状は違うが、横から見た時のイメージとしてはひし形を思い浮かべてもらえばいいだろう。つまり、効率よくボールを飛ばすということに特化した形状と考えればいい。また、デュアルテイパー・ラインの場合はエアロ形状が採用されているため、振り抜きがよく、スイングを加速しやすいという特徴もある。

DUAL TAPER BEAM次にフラットビーム・ラインとデュアルテーパー・ラインのモデルを正面から見てみよう。フラットビーム・ラインのモデルはフェイスがやや縦長、対するデュアルテーパー・ラインのモデルは横長になっているのがわかると思う。

この違いが生むのはスイートエリアの形状と質の違いになる。フラットビーム・ラインのモデルは縦長のスイートエリアになるが、これはより強い打球が欲しい場面でのトッププロたちは、よりスイングエネルギーの高いフェイスのヘッド寄りの打点を使って打つという事実に応えたもの。強烈にボールを叩き、高速のボールを相手コートに突き刺すことでポイントを支配するという目的のための形状だ。

対してデュアルテーパー・ラインのモデルは横長のフェイス形状になる。これはスイートエリアを横方向に伸ばすための形状だ。強いトップスピンでボールをキックさせ、相手を後ろに押し込むボールを作れるかどうかは現代テニスの大きなポイント。トップスピンを作るスイング時にミスを減らし、より強いボールを創り出すための形状が横長だったという意味がある。


広いスウィートエリアとパワーの100、スピードとパワーバランスの95J、重さをパワーに変える95。 ハンマーバランス+22mmフラットビームが実現する、日本人が世界で勝つためのモデル。
HAMMER WEIGHTINGさて、以上を踏まえて、それぞれがどんなプレースタイルに向いているかを考えてみたい。
フラットビーム・ラインはハンマーバランスによるスイングスピードを生かしてパワーを生むモデルであり、かつ、しなりが多めのため、手元に長く打感が残るコントロール性の高さも兼ね備えたラインになる。絶対的なパワーではデュアルテーパー・ラインのモデルの方が上という関係性になるが、ショットの精度や、振った時の加速力という意味では使い勝手に優れたラインということになる。

一方、デュアルテーパー・ラインのモデルは、その形状由来のパワーロスのない打球作りによって、フラットビーム・ラインよりも鋭く飛び、球離れの良さを長所として使うモデルになる。フラットビーム・ラインのモデルよりも、小さなスイングでも十分な飛びが得られるパワーを持ち、打ち出される最強のボールはキック力に優れたスピンボールを想定しているというラインになる。

結果として導かれるプレースタイルは、積極的にコートの中に入り、ピンポイントの精度を持つ強打で相手を追い込む正確性と、高速スイング時のパワーが欲しいならフラットビーム・ライン、ということになる。

FLAT BEAM SERIES

一方、基本的にはベースライン付近に留まって安定したラリーを続け、チャンスが来たらボールの力で相手を後ろに押し込んで、最後にトドメを刺すというベースライナーならデュアルテーパー・ラインの生むパワーを利用するのが最適ということになる。また、ビッグサーバーやビッグストローカーなど、単純なパワーが欲しいという層も、パワーロスのない形状のデュアルテーパー・ラインが適していると言えるだろう。

DUAL TAPER BEAM SERIES

もちろん、判断基準はこれだけではなく、プレーヤーの求める嗜好やフィーリングの違いによって、また別の選択方法もあるだろうが、基本的な違いは以上がベースと考えれば選びやすくなるのではなかろうか。



BURN :: FLAT BEAM SERIES
BURN 100 Team BURN 95J BURN 95
  • BURN 100 Team
    品番: WRT725810+
    価格: ¥28,000(税抜)
  • フェイス面: 100平方インチ
    平均バランスポイント: 33.0cm
    平均ウェイト: 267g
    ストリングパターン: 16×20
    フレーム厚: 22mm
    レングス: 27.00インチ
    グリップ: 1,2
  • BURN 95J
    品番: WRT730610+
    価格: ¥34,000(税抜)
  • フェイス面: 95平方インチ
    平均バランスポイント: 34.0cm
    平均ウェイト: 289g
    ストリングパターン: 16×20
    フレーム厚: 22mm
    レングス: 27.25インチ
    グリップ: 2,3
  • BURN 95
    品番: WRT727120+
    価格: ¥39,000(税抜)
  • フェイス面: 95平方インチ
    平均バランスポイント: 32.5cm
    平均ウェイト: 309g
    ストリングパターン: 16×20
    フレーム厚: 22mm
    レングス: 27.25インチ
    グリップ: 2,3



BURN :: DUAL TAPER BEAM SERIES
BURN 100 BURN 100S BURN 100LS
  • BURN 100
  • 価格: 36,000円+税
    ヘッドサイズ: 100平方インチ
    ウエイト: 303g
    ストリングパターン: 16×19
    バランス: 33.0cm
    フレーム厚: 23-25-23mm
    レングス: 27インチ
    グリップ: G2・G3
  • BURN 100S
  • 価格: 33,000円+税
    ヘッドサイズ: 100平方インチ
    ウエイト: 303g
    ストリングパターン: 18×16
    バランス: 33.0cm
    フレーム厚: 23-25-23mm
    レングス: 27インチ
    グリップ: G2・G3
  • BURN 100LS
  • 価格: 30,000円+税
    ヘッドサイズ: 100平方インチ
    ウエイト: 283g
    ストリングパターン: 18×16
    バランス: 33.5cm
    フレーム厚: 23-25-23mm
    レングス: 27インチ
    グリップ: G1・G2

BURN 100ULS
  • BURN 100ULS
  • 価格: 23,000円+税
    ヘッドサイズ: 100平方インチ
    ウエイト: 263g
    ストリングパターン: 18×16
    バランス: 33.5cm
    フレーム厚: 23-25-23mm
    レングス: 27インチ
    グリップ: G1