オーバーグリップ・テープは、同じものを使い続ける傾向があるという。その理由は人それぞれだろう。ただ、もっと性能がいいもの、もっと手に馴染むものがあるなら、試してみたくならないだろうか。
少なくとも一度試してほしいものがある。それがLUXILON"ELITE DRY"<ルキシロン"エリート・ドライ">である。
オーバーグリップは、ウェットと決めている!! という人もいるかもしれない。そんな人ほど、試してみる価値があるのが、このオーバーグリップテープである。 "ドライ・タイプ"のグリップテープでは、かねてからA社の商品の支持が高かった。ところが、従来のドライ・タイプには、耐摩耗性、耐久性などに短所があった。簡単に言うと、それらの問題をすべて解消したのが「ルキシロン"エリート・ドライ"」である。今回は、公的な研究機関で「ルキシロン"エリート・ドライ"」とA社の商品の比較した実験結果を紹介しよう。
引張強さとは、文字どおり、引っ張った時の耐久性。伸び率は、どれくらい伸びるかの数値だ。いずれもルキシロンの数値が上回っている。それだけ、ルキシロンがよく伸びて強度も高いということ。巻きやすく、切れにくいグリップなのだ。
摩擦係数には、物と物が止まった状態でのもの(静)、動いている中でのもの(動)と2種類ある。検査結果から分かるのは、エリート・ドライの表面はA社の数値に近いドライ感を実現しているにも関わらず、裏面は非常に高い摩擦係数値を示す。これはポリウレタンがしっかり含有されている証拠で、フィーリングが長持ちすること、巻いた後にズレが少ないことを示している。
[磨耗性]
この実験は数値での結果ではなく、実物のテープを100回研磨した場合、200回研磨した場合での比較結果となっている。A社の製品は、表面がボロボロになり、テープの深層が見えているのに対して、ルキシロンはボロボロになっていなかった=長時間使用しても、初期フィーリングが持続する。
ルキシロンのほうが、水はけがいいという結果。つまりドライ・タイプの特徴であるサラサラ感が継続するわけだ。
いずれにしても、ルキシロンの性能が勝っていることは明らかである。なぜ、これほどまでに差が出たのか。それには2つの秘密がある。テープの元となる原反(元の生地)である専用不織布をより強いものにこだわったこと。そして、ポリウレタンを染み込む際に、何度も漬け込む湿式を採用している点。もちろん、手間がかかるわけだが、その分、ポリウレタンがしっかり染み込むので、いつまでもグリップ性を保てるというわけだ。
どんな人も、ぜひとも一度試してほしい。使ってみれば、わかるはずだ。LUXILON"ELITE DRY"<ルキシロン"エリート・ドライ">の性能の高さを――。
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