ウィンブルドンの前哨戦、クイーンズ大会で優勝し今季3勝目を挙げたディミトロフ。昨年までのタイトルはわずか一つだったが(13年のストックホルム)、シーズン半ばで既に3つも獲得したのは、彼が今年から『Sラケ』(PRO STAFF 95 S)を使用していることも大きな要因となっているはずだ。事実、これまではパワーが乗りすぎてアウトといったようなボールが、今はライン際に落ちるようになっているし、元々ディミトロフが得意とするアングルショットにはさらにキレが出てきている。 その『Sラケ』の威力&効果は、日本人女子選手も認めていて、Sラケにチェンジする選手が続出。それが、甲府の1万ドルで優勝した岡田上千晶、柏の1万ドルで優勝した澤柳璃子など好成績にもつながっている。 ここでは、そうした女子選手が、どうして『Sラケ』にチェンジしたのかを紹介する。
「ドロップやショートアングルなど、短いショットの出し入れがしやすくなりました」
「Sラケに変えたのは、世界で勝つため自分のテニスの幅を広げたかったからです。実際、様々なショットのバリエーションが増えましたし、ストロークのコースも角度が付けやすくなり展開も早くなりました。また、今までといちばん変わったのは、スライスやボレーなどでのタッチさばきです。さらに、ドロップショットやショートアングルなど短いショットの出し入れがしやすくなったことによって、ゲームメイクが面白くなってきました。今はテニスがとても楽しいです」
「ボールの飛びや伸び、回転のかかりやすさがアップ」
「BLADE 98 Sは、ブレードのしっかりとした感覚やバランスはそのままで、ボールの飛びや伸び、回転のかかりやすさ、すべてがプラスされていると感じ、即決でチェンジしました。実際の試合では、緊張して力が入ってしまう場面や走らされて厳しい体制からの返球でもコントロールしやすく、安定感が増したと感じています。また、サービスのスピードも上がり、以前よりサービスからの攻撃的な展開が作りやすくなりました」
「自分のイメージ通りのプレーができるようになりました」
「初めて打った時、直感的に『これだ』と思いました。フォア、バック、サーブのどれもが自分の思うようなボールの飛び、伸びになってくれるのですぐに変えようと思いました。今までのラケットに不満があったわけではないのですが、より自分の描くイメージ通りのプレーが、攻めの時、守りの時の両方でできるようになりました。このラケットに持ち替えて、今回の柏で優勝することができたことも、より自信に繋がっています」
「プレーの幅が広がるので、これからが楽しみです」
「今まで使用していたSTEAMはバランスが良く、どんなボールにも適応できて大好きだったのですが、JUECEのSラケを試打させて頂いた時にボールの打球感がとても良く、どんなボールも飛ばすことが出来る感覚がありました。ラケットを振り切れば必ず落ちるという感じもあるので、常に振り切れれば最高だと思います。また、ボールの回転の違いに驚きました。スピンをかけようとしなくてもかかる感じがあり、スライスは面だけ作ればできたので、すごくプレーの幅が広がるのではないかと思い変えました。私は、元々カウンター系が得意なのですが、Sラケに変えてベースのボールが常に高い位置で使うことが出来るようになり、ネットのミスが減りました。またスピンやスライスを使うことで展開の幅も広がり、今までとは違ったポイントの取り方が出来るようになりました。アングルの使い方や、外に逃げるボールをもっと使っていきたいと思っています。まだ変えてから少ししか経っていませんが、これからどんなプレーができるか自分でも未知の世界なので楽しみです」
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