RUSHPRO :パワー、スピード、コントロールを高める、フィット感抜群のフットウェアー

RUSHPRO : パワー、スピード、コントロールを高める、フィット感抜群のフットウェアー

RUSHPRO : パワー、スピード、コントロールを高める、フィット感抜群のフットウェアー足の動きを確保する3DGS

RUSHPROあなたは、テニスシューズにどんな性能を求めているだろうか? 多くのプレーヤーが、①足入れ感の良いもの、②衝撃吸収性が高い、ものを希望していることだろう。そうした市場にウイルソンは、まったくの正反対といっていいシューズ を登場させた。それが、スキーの名門サロモンと共同し、「プレーヤーのパフォーマンスを最大限向上させるには何が必要なのか」を追究した結果から生まれた「RUSH PRO」だ。

3DFSまず「ボールにパワー、スピード、コントロールを与える」という点について。ウイルソンは、足指の動きが股関節の動きと連動していることに注目した。テニスでは股関節をひねることでパワーをため、そのひねり戻しと下半身からの力を運動連鎖でスイングのパワーに転化していくのだが、足指が動くスペースがないと、股関節の動きも制限されてしまう。よくハイヒールを履いた女性が二足歩行のロボットのような歩き方をしていることがあるが、あれは足先がハイヒールで固定されているため股関節の動きが悪くなっているのが原因だ。
そうしたことを防ぐため、サロモンのスキーブーツでは、ヒザや股関節を十分に使って雪面からの衝撃を吸収できるよう足指が動くスペースが確保されているが、その理論をテニスシューズにも取り入れたのが3DFS (3Dフォアフット・サポート)。これは、シューズの先に力がかかった時でもその部分がクシャと折れたりしないよう、フォアフット(前足部)を立体的にサポートする機能。こうして、足指を動かすことのできるスペースを確保しているのだ。
もうひとつの特性として、踏ん張ったときに、フットウェアー内で足がずれないようにフォアフットを立体的にサポートしているので、パワーロス、 コントロールミスが大きく軽減される。さらには踏ん張る力もロスしないので、これまでと同じように一歩を踏み出したつもりでもスピードと幅が増え ていることが実感できるようになる。つまり瞬発力が上がるのだ。これは、これまで届かなかったボールに触れるようになることを意味し、ギリギリ返 していたボールでは逆にカウンターで切り返せるチャンスが増えることを意味する。実際に「RUSHPRO」を履くと、「フォアフットの働きは、こんなに大切だったんだ」と実感できるはずだ。
足との一体感を高める設計 そして次にフィット感について。足とシューズの一体感を高めるため、むやみにすべての部分をガチガチに密着させてしまうと、上記で説明したように、かえってフットワークは悪くなってしまうもの。そこで、押さえるべきポイントがあるのだが、最も大切な部分が甲の周囲。この部分が緩いと、他が密着していても足とシューズがズレることになるのだ。そのため、「RUSH PRO」はこの部分が少し細めに設計されている。最近、日本では3Eや4Eといったワイドのシューズを好む人が増えているが、これは足を入れた時にラクだと感じるからで、実は統計をとると日本人の80%は2E以下ということがわかっている。激しく動いても足とのフィット感を求めるのであれば、「甲周りが少しきつめかな」と思うくらいの感覚が必要なのだ。そのためか、ウイルソンの担当者はこの「RUSH PRO」を「テニスが終わったら脱いでほしいくらいのシューズです」と言う。「スケートシューズは、リンクから出る時は脱ぎますよね。そういう感覚なんです。テニスをするためのシューズなので、スニーカーのように街履き用ではありません。それだけハードな作りをしているのです」。
テクノロジー・機能さらに、甲周りをしっかりサポートすることで生まれるメリットが、足指が動きやすくなるということ。一度、外反母趾や内反小趾になると完治させるのは手術をするしかないのだが、それでも進行を遅らせることはできる。その際、行われる処置が足の甲から土踏まずにかけての部分をテーピングで巻くこと。その部分を締めると、足指が開き、それが足指の動きやすさにつながるのだ。

イメージまた、「RUSH PRO」では、サポート力を高めるために、タン全体が甲を包み込むような構造の「インナースリーブ」を採用し、足とシューズの一体感を高める工夫を施している。そして、かかとをホールドするのが、特殊なオルソライトフォームとEVAヒールカップで構成されたソックライナー。こうした細かい心配りがされているので、プレーヤーは安心して激しく動くことができるのだ。
この他、「RUSH PRO」には、体重の3~4倍の力がかかると言われているプレー時の衝撃を吸収し、切り返してダッシュする時に必要な反発力を実現するための「R-DST」という機能がある(衝撃吸収力が高すぎると、砂浜を走るようにかえって疲れるので、過度な衝撃吸収の設定にはしていないところもウイルソンのこだわりだ)。

テニス特有の360度方向への俊敏なフットワークも可能となったさらに、最も低い前足部の高さを9mm、最も高いかかと部の高さを15mmに設定し高低差を6mmに抑えたことで(多くの従来品は9mm前後)、テニス特有の360度方向への俊敏なフットワークも可能となった。そして、踏み込みや切り返し時に生まれる中足部のねじれを抑制するため、ミッドソールとアウトソールの間に「シャンク」を埋め込み、足のバランスが崩れることなくスムーズに動くような工夫も施している。

この「RUSH PRO」は、実際に履くと、まるで車をレースカーに乗り変えたような感覚で、自分の動きが軽やかで鋭いものになっているのが実感できるはず。だからこそ、伊藤竜馬、ニエミネン、コールシュレイバーといったツアーで活躍する選手が、今シーズンからこぞって使用を開始したのだ。

>> シューズの基本(2012.12.20公開)

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