ALU POWER

LUXILON :: ALU POWER
フェデラー、デルポトロだけでなく女子のクビトワも愛用するストリング <ALU POWER>

従来のシンセティック・ストリングにはない『スピードとパワー』を持つポリエステル・ストリング。このポリエステルという素材はずいぶん前からあったのだが、本格的にテニス・ストリングに取り入れグスタボ・クエルテンに与えることで、ほとんど無名だった彼をローランギャロスのチャンピオンになるまでに押し上げたのがルキシロンだ。ラケットの素材進化に伴い、強力な筋力を持つプロ選手たちのスイング・スピードは格段にアップ。そのため強烈なスピンがかかりつつもスピードもあるボールを打つことが勝利への条件になっていたのだが、ラケットの進化にストリングが追い付かずプロ選手たちはその組合せに微妙な違和感を覚えていた。そこに登場したのが、ポリエステル・ストリング。クエルテンが実戦で使える信頼性の高さがあることを証明したため、ストリングにもスピードとパワーを求めていたプロ選手たちがこぞってルキシロン・ストリングを使うようになったのは、ある意味『自然な流れ』と言えるだろう。

この爆発的な人気により、それまで『オリジナル』と『アル・パワー』しかなかったルキシロンからは、より細かいニーズに対応した新しいモデルが次々と生まれ、他メーカーもそれに追随するようにポリエステル・ストリング市場に参入してきた。ユーザーとしては色々なタイプのものに目移りしてしまうが、プロが愛用しているものに目を向けると、1992年に発売された『アル・パワー』とそこからの派生モデルが圧倒的な人気を誇っているのがわかる。
R.Federer使用ストリング J.Del Potro使用ストリング

フェデラーは<縦ナチュラル×横アル・パワー・ラフ>、デルポトロは<縦横ともにアル・パワー>、ディミトロフは<縦アル・パワー・ラフ×横ナチュラル>。
G.Dimitrov使用ストリング P.Kvitova使用ストリング

女子ではウィンブルドンでグランドスラム初優勝を飾ったクビトワが<縦横ともにアル・パワー>で、ケガを乗り越えウィンブルドンで再ブレークしたリシツキ、全豪、全仏で活躍したギョルゲスやハンチュコワも<縦横ともにアル・パワー>。
S.Lisicki使用ストリング J.Goerges使用ストリング
D.Hantuchova使用ストリング K.Nishikori使用ストリング
日本人では錦織 圭が<縦アル・パワー・フローロ×横ナチュラル>で、伊藤竜馬と内田靖崇は<縦アル・パワー×横ナチュラル>。アル・パワーを選ぶ選手が非常に多いのだ。
T.Ito Y.Uchiyama

ウイルソン・ラケットの名器『プロスタッフ』がコナーズ、エバートから始まってエドバーグ、サンプラスと受け継がれ、その流れが現在フェデラーが使用する『SIX.ONE TOUR BLX 90』へと継承されてきたように、1992年の発売から来年で20周年を迎える『アル・パワー』も歴代のトップ選手が変わらず愛用してきた。"時間"という厳しい審判に耐え力強く愛されてきた『アル・パワー』は、『プロスタッフ』と同様に<名器>と判断することができるのではないだろうか。また興味深いのは、上記の通りナチュラルとのハイブリッドで使用する選手が多いこと。『アル・パワー』はポリエステルの中ではマイルドさのあるストリングなのだが、プロ選手は縦糸か横糸のどちらかにナチュラルを張ることでよりタッチ感や柔らかさを加える工夫をしている。逆説的に言うと、そうしてまでも『アル・パワー』が持つ『スピードとパワー』は現代テニスに欠かせない要素なのだ。