LUXILON :: M2 PRO 125 / M2 PLUS 130

LUXILON :: M2 PRO 125 / M2 PLUS 130
ラオニックお気に入りのストリング<M2> 『繊細なタッチ感が出せるのでサーブのバリエーションが増えた!』

ラオニックお気に入りのストリング<M2>強い背筋を生かした強烈なサーブとフォアを武器に、予選から出場したオーストラリアンオープンで本戦4回戦まで進出したラオニック。その後、サンノゼ大会ではブレーク、モンフィス、ベルダスコを倒して優勝。続くメンフィス大会ではベルダスコ、ステパネック、フィッシュを倒して準優勝(決勝でロディックに敗退)とオーストラリアンオープンでの活躍がフロックでなかったことを証明し、5月9日付のランキングは26位。今年最初のランキングが153位(1月10日付)だったことを考えると急成長中だ。今後、スピードテニスを生かせる芝やハードコート・シーズンに入ると、ますますランキングを上げてくるだろう。

ラオニックお気に入りのストリング<M2>そのラオニックが「サーブのとき、フラットで打ち込むときは力強いボールが打てるし、スライスでは自分が思った通りの繊細なタッチができるので鋭くボールが切れながら滑っていく。自分が描いた通りのイメージでボールが飛んで行ってくれるので、サーブのバリエーションが増えたよ」と絶賛しているストリングがM2 PROだ。

196cmと長身のラオニックは08年のプロ転向時からサーブを武器にしていたが、当時はサービスエース4本でゲームを奪うこともあれば1ゲームで2本ダブルフォルトをするなど出入りの激しいサーブだった。それがM2に出会ってから一変。繊細なタッチが使えるようになったため、スピードサーブ一辺倒でなく、ラオニック自身が言うようにバリエーションが増えたことで戦績もそれにつられるように上がっていったのだ。



このM2は女子ではペトコビッチ(ブリスベン大会準優勝、オーストラリアンオープン・ベスト8、マイアミ大会ベスト4、5月9日付ランキング15位)が愛用しているが、最大の特徴は
①ストロークでフルスイングしたときはパワーが出やすく
②スライスやボレーなどのタッチショットでは柔らかなフィーリングになる

M2はペトコビッチも愛用していること。これはポリ・エーテル・エーテルの中に、強靭素材ポリ・エーテル・エーテル・ケトン(PEEK)を配置することで可能になった特殊なストリングならではのもの。その構造のため、ストローク時にはボールをグワっとつかんでから飛ばしていくようなパワーが出て、ボレーやスライス時にはラケット面にボールが乗るような感覚が味わえるのだ。一般プレーヤーでもこのパワーとフィーリングのよさを実感することができるため、シングルス・プレーヤーにはもちろん、ダブルスでボレーなどでのタッチを生かしつつパワーを出してみたいという方にはオススメのストリングだ。

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