現在、プロテニス選手の間では、ルキシロンのポリエステル・ストリングが大人気だ。フェデラー、錦織、ラオニック、ドルゴポロフといった男子選手だけでなく、クビトワ、ギョルゲス、ペトコビッチと女子選手にまでユーザーは広がっている。その理由が他のストリングでは得られない『パワーとスピード』。ラケットと技術が時代とともに進化してきたため、そのスイング・スピードを支えるためにはポリエステルが持つパワーが必要であり、さらにスイングの威力を的確にボールに伝えるスピードがプロの選手たちの信頼を勝ち取ってきたのだ。
しかし、日本でプレーをするテニス愛好家は、ダブルスの試合をすることが多いのが現実。そのため「ルキシロンのポリエステルは、プロのようにパワーのある選手が使うもの」と思っていないだろうか?
しかし、そうしてポリエステルを敬遠していると、いつまでもルキシロンのポリエステルが持つ『パワーとスピード』の恩恵を受けることができない。以前はポリエステル・ストリングの種類も少なかったが、最近は打球感が柔らかいものなどがどんどん開発され、一般プレーヤーでも気軽に使えるモデルが発売されているのだ。
その中で、ボレーを多くするダブルスプレーヤーやシングルスでのネットに出ることが多いプレーヤーに是非知って欲しいストリングが『TIMO』。
まず、このTIMOには、ダブルスの名手・ブライアン兄弟が使っていて、さらにサーブ&ボレーと攻撃的なスタイルを得意とするM.フィッシュが愛用しているという事実がある。ボレーをする機会が多い選手が揃って使用しているということだけで、『ボレーにいいんだな』ということが分かるはずだ。実際、ブライアン兄弟は「このTIMOは瞬発力がすごくいいストリングなんだ。
ダブルスでボレーボレーの展開になったり相手からアタックされたときはラケット面を合わせるだけで精一杯なんだけれど、TIMOはそれでもボールを鋭く飛ばしてくれる」、フィッシュは、「弾きがいいのでボレーがしやすいんだ。打球感に柔らかさを出すため、ナチュラルとTIMOのハイブリッドだけれど、すごく気に入っているよ」とTIMOを大絶賛。
TIMOの特徴は、ゲージが1.10mm、1.17mmと極細であること。一般的に細いゲージにすると弾き感は強くなるのだが耐久性が落ちるもの。そこでTIMOでは強度とパワーを出すため、素材にチタン・ファイバー、モリブデン・ファイバー、フローロ・カーボンを使用(チタン=TI、モリブデン=MOでTIMO)。それが、瞬発力のあるストリングとして選手に評価されるようになったのだ。
ボレーは、プロでも一般プレーヤーでもラケット面をしっかり作ってボールに合わせていくというのは同じ。TIMOを使って、ボレーが鋭くなるのを体験してみるのをオススメします。
LUXILON "TIMO"