約半年前、BURN、BLADEのREVERSEシリーズに驚いた! という人も少なくないだろう。「劣勢をひっくり返せ」、そんな願いを込めて作られたスペシャル・カラーのラケットは、予想以上の反響を得た。そして、シリーズ第2弾。今度はULTRAのREVERSEシリーズの登場である。テーマはBE COOL。“心は熱く、頭は冷静に”――このラケットなら、そんなプレーも可能性になる。
2017年5月、ウイルソンはクレーシーズンに合わせてBURN、BLADEのアナザー・カラー「REVERSE」シリーズをリリースした。それは通常とはまったく逆のカラーリングが施されたシリーズだ。
BURNでは錦織 圭やパブロ・カレーニョ・ブスタが、BLADEはダビド・ゴフィン、カレン・カチャノフらが使用していたので、その鮮やかなラケットは記憶に新しいだろう。“劣勢をひっくり返せ”という願いを込められたREVERSEシリーズは、通常版を上回る勢いで、ユーザーから多くの支持を得た。
あれから約半年後、<REVERSE>が新たな形で帰ってくる。それは「ULTRAいいね。」でお馴染みULTRAシリーズだ。
リリースされるのは2モデル。フェイス面積100平方インチ、Av.ウェイト300g、Av.バランス32.0cmというウルトラ・スペックの「ULTRA 100CV REVERSE」、そしてフェイス面積100平方インチ、Av.ウェイト277g、Av.バランス32.5cmというプラチナ・スペックの「ULTRA 100L REVERSE」。ネイビーだった部分がライトブルーに、逆にライトブルーだった部分がネイビーに、逆転発想のカラーはまったく違うラケットかと思うほど印象が変わる。
「ULTRA」と言えば、ネットプレーでの優位性を一つの特徴とするラケットである。フレームのフープ外側はラウンド型、フープ内側が多角形型にした「HFST形状」にすることで、安定性をプラス。加えてスロート部分には新しいパワー・リブ・テクノロジーを採用(シャフト部内側上部にある突起物がブレを軽減する)。これが、打球時に起きるスロートのブレを軽減した。それらが融合して、抜群の安定性能を生み出している。
さらに、フェイス6時部分のグロメットに組み込まれたパーツ「クラッシュゾーン」が、インパクト時に潰れて戻る動きをすることで、ストリング面のたわみと戻りが通常のラケットに比べ大きくなる。結果、わずか1000分の3秒と言われるボールとの接触時間が増加。球持ちが長くなることでコントロールをアップしつつ、威力あるボールが打てる。だからこそ「ネットプレーでの優位性」を発揮するわけだが、ベースラインでも、そのメリットを感じることができるだろう。そしてBURN、BLADEのそれにもあったように、ULTRAのREVERSEモデルにもテーマがある。「BE COOL(冷静であれ)」だ。
その「ULTRA 100CV REVERSE」は、全豪オープンで、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)、ジョアン・ソウサ(ポルトガル)、ルーシー・サファロワ(チェコ)、マタイアス・ブルグ(フランス)、アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)、アナスタシア・ポタポワ(ロシア)らが実際に使用し、ツアーデビューを果たしている。
プロ選手と同じモデルを持ちたいという人も、今持っている通常版のULTRAに加えてもう1本持ちたいという人も、ULTRAの購入希望だった人も、REVERSEシリーズを検討してみてはいかがだろうか?
合言葉は「BE COOL」。ULRAのREVERSEモデルなら“心は熱く、頭は冷静に”そんなプレーができるはずだ。
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